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★★★★★(大傑作)★★★★(傑作)★★★(普通)★★(イマイチ)★(駄作)☆は0.5 ★☆☆☆☆(客観的に観て傑作とは言い切れないが、個人的な思い入れが強い作品)
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古川日出男 「アラビアの夜の種族」
2008 - 05/22 [Thu] - 12:10
プロット :
ロジック :
トリック :
サスペンス:
リーダビリティ:★★★☆
総合 :★★★☆
※ちなみに「リーダビリティ」は一般的に「読みやすさ」という意味で使っているようですが、私は「読ませる力」「熱中して読める度合い」という意味で使いたいと思います。
第55回日本推理作家協会賞、第23回日本SF大賞受賞。「このミステリーがすごい!」2002年度(2003年版)12位。 大長編とはこういう作品のことを言う。アラビアンナイトを連想させる語り部の「譚り」と、進行中の事件(ナポレオンによるエジプト侵攻)が交互に語られ、入れ子構造のような物語を形成している。年代記であり、寓話であり、なによりも「物語」である。翻訳という体裁を採り、著者自身「できるかぎり粉飾的な日本語化意図した」と書いているように、あえて難解な語句や諧謔的な表現、くだけた表現が混淆した大仰な文章で語られた壮大なファンタジーであると考えてよい。漢字の使い方やルビの振り方が絶妙。途中は半ばロールプレイングゲームを小説にした感じになる。
「書物」をひもとくという行為の楽しさを実感でき、正直面白かったのだが、長すぎて途中でだれてきたし、再読したいと思わせるものではなかったかな。何かこう読後に残るものがなかったのだ。また、かなりの長さなので、読み始めるのはある程度覚悟がいる。ただ、この文体に対する批判はお門違いだと思う。作者は「あえて」このような文体を採用しているのであって、こうした文章を意識的に「あえて」書くことができるというのはすごい才能だと思う。あと、この作品が日本推理作家協会賞を取るというのはいかがなものか。私のミステリ観から言わせていただくと、これはファンタジーであってミステリではないでしょう。SF(Science Fiction)であるかどうかも微妙だ。まあ最近はSFの定義も広がってきているようですが。
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プロット :
ロジック :
トリック :
サスペンス:
リーダビリティ:★★★☆
総合 :★★★☆
※ちなみに「リーダビリティ」は一般的に「読みやすさ」という意味で使っているようですが、私は「読ませる力」「熱中して読める度合い」という意味で使いたいと思います。
第55回日本推理作家協会賞、第23回日本SF大賞受賞。「このミステリーがすごい!」2002年度(2003年版)12位。 大長編とはこういう作品のことを言う。アラビアンナイトを連想させる語り部の「譚り」と、進行中の事件(ナポレオンによるエジプト侵攻)が交互に語られ、入れ子構造のような物語を形成している。年代記であり、寓話であり、なによりも「物語」である。翻訳という体裁を採り、著者自身「できるかぎり粉飾的な日本語化意図した」と書いているように、あえて難解な語句や諧謔的な表現、くだけた表現が混淆した大仰な文章で語られた壮大なファンタジーであると考えてよい。漢字の使い方やルビの振り方が絶妙。途中は半ばロールプレイングゲームを小説にした感じになる。
「書物」をひもとくという行為の楽しさを実感でき、正直面白かったのだが、長すぎて途中でだれてきたし、再読したいと思わせるものではなかったかな。何かこう読後に残るものがなかったのだ。また、かなりの長さなので、読み始めるのはある程度覚悟がいる。ただ、この文体に対する批判はお門違いだと思う。作者は「あえて」このような文体を採用しているのであって、こうした文章を意識的に「あえて」書くことができるというのはすごい才能だと思う。あと、この作品が日本推理作家協会賞を取るというのはいかがなものか。私のミステリ観から言わせていただくと、これはファンタジーであってミステリではないでしょう。SF(Science Fiction)であるかどうかも微妙だ。まあ最近はSFの定義も広がってきているようですが。
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