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07-08シーズン プレミアリーグ総評-2 マンチェスターユナイテッド
2008 - 05/15 [Thu] - 15:42
C・ロナウド、ルーニー、テベスの3人が中心となった爆発的な攻撃力が売りだった。C・ロナウドは雑魚専と揶揄されることもあるが、長いリーグでは中堅以下のクラブを叩きのめす雑魚専も必要なのだ。純粋なFWではないのに31得点は怪物じみている。ただ、得点こそ12得点と物足りないもののルーニーの働きも忘れてはならない。ロナウドが守備を怠るのに対して、ルーニーはきっちり前線での守備も行なうし、テベスやロナウドが飛び込むスペースの作り方もうまい。何より存在感がある。チェルシー戦以外のユナイテッドが星を落としたすべての試合でルーニーが不在だったのは、偶然ではないだろう。しかし個人的にユナイテッドのMVPはテベスだ。同タイプのルーニーとのコンビは機能しないといわれながら、一年目からみごとな活躍。得点こそ14得点だったが、接戦の試合で貴重なゴールを決めてチームを救ったのはロナウドよりもこの人だった。アウェーのスパーズ戦やブラックバーン戦で、最後の最後に劇的な同点ゴールを決めた勝負強さは特筆物だった。
2.柔軟な攻撃のフォーメーションとそれを可能にした選手層。
今期のユナイテッドは、4−4−2と4−3−3を状況に応じて使い分ける柔軟な攻撃システムを採用した。特に中盤センターはスコールズ、アンデルソン、キャリック、ハーグリーブズ(+フレッチャー)とそれぞれタイプの異なる選手を起用し、どういう組み合わせでもそれなりに機能するという柔軟さが強みだったと思う。特に、先物買いの感があったアンデルソンがスコールズの負傷というアクシデントに便乗して一年目から大活躍したのは大きかったと思う。またナニ、パク・チソン、ロナウド、ギグスは4−4−2のサイドハーフにも4−3−3のウィングにも対応でき、攻撃のバリエーションを増加させた。
3.リーグ最小失点の守備陣。
攻撃の破壊力ばかりに眼が行きがちだが、何といっても年間22失点しかしなかった守備の堅さも特筆できる。特にCBのリオ・ファーディナンドとヴィディッチのコンビは安定感抜群だった。中盤のアンデルソンやハーグリーブズも献身的な守備で中盤を引き締めた。本来CBのブラウンが右SBに対応し、左SBのエブラは攻撃一辺倒だった昨シーズンに比べて大幅に守備が改善された(それでもエブラの守備力は及第点レベルだが)。若手の有望株ピケや何でも屋オシェイ、右サイドバックにも対応したハーグリーブズ、最後の最後にシルベストルとG・ネビルが復帰するなど選手層も厚かった。
4.BIG4との対戦の巡りのよさ。
ホームのチェルシー戦はモウリーニョ退陣直後で、正直チェルシーは試合になってなかった。同じくホームのリバプール戦はマスケラーノが審判への文句で退場となり、圧倒的優位の元で試合を進められた。同じくホームのアーセナル戦は、相手の主力であるフラミニとサーニャが怪我で出場できず(もちろんロシツキとエドゥアルドも不在)、またアーセナルはリバプール三連戦という過酷な日程の後だった。ユナイテッドの強さを否定するわけではないが、このあたりは正直運が良かった部分もあるだろう。
来期の補強ポイントはずばり右SBか。G・ネビルはもう往年の働きが期待できないし、ブラウンにしても右SBでワールドクラスの働きが出来るわけではない。あとはサハの去就しだいだが、有能な第3FWの獲得。今シーズンのルーニー不在の試合での惨状を見ると、もし来期ルーニーなりテベスが長期欠場となった場合に不安が残る。中盤に関してはアンデルソンとナニが順調に育ってくれれば、たとえスコールズやギグスが衰えを見せたとしても問題はないはず。若手のクリス・イーグルスもいるし。あとはファンデルサールが衰えを見せているGKの後継者探しも急務。どちらにせよ、チーム全体がすんなりと世代交代してゆきたいところだろう。ただ、チェルシーがさらなるパワーアップをした場合、ユナイテッドにもいずれかのポジションにもう一人くらいワールドクラスが欲しいところか。
さて、優勝チームに関して触れないわけにはいかないでしょう。
今シーズンのユナイテッドは、爆発的な攻撃力と鉄壁の守備、充実した選手層と言うことがないシーズンだったように思える。ただし、最後はギリギリでの優勝だったように、一歩間違うと優勝を逃していた可能性も十分ある。以下、ユナイテッドのその強さのまとめを。
C・ロナウド、ルーニー、テベスの3人が中心となった爆発的な攻撃力が売りだった。C・ロナウドは雑魚専と揶揄されることもあるが、長いリーグでは中堅以下のクラブを叩きのめす雑魚専も必要なのだ。純粋なFWではないのに31得点は怪物じみている。ただ、得点こそ12得点と物足りないもののルーニーの働きも忘れてはならない。ロナウドが守備を怠るのに対して、ルーニーはきっちり前線での守備も行なうし、テベスやロナウドが飛び込むスペースの作り方もうまい。何より存在感がある。チェルシー戦以外のユナイテッドが星を落としたすべての試合でルーニーが不在だったのは、偶然ではないだろう。しかし個人的にユナイテッドのMVPはテベスだ。同タイプのルーニーとのコンビは機能しないといわれながら、一年目からみごとな活躍。得点こそ14得点だったが、接戦の試合で貴重なゴールを決めてチームを救ったのはロナウドよりもこの人だった。アウェーのスパーズ戦やブラックバーン戦で、最後の最後に劇的な同点ゴールを決めた勝負強さは特筆物だった。
2.柔軟な攻撃のフォーメーションとそれを可能にした選手層。
今期のユナイテッドは、4−4−2と4−3−3を状況に応じて使い分ける柔軟な攻撃システムを採用した。特に中盤センターはスコールズ、アンデルソン、キャリック、ハーグリーブズ(+フレッチャー)とそれぞれタイプの異なる選手を起用し、どういう組み合わせでもそれなりに機能するという柔軟さが強みだったと思う。特に、先物買いの感があったアンデルソンがスコールズの負傷というアクシデントに便乗して一年目から大活躍したのは大きかったと思う。またナニ、パク・チソン、ロナウド、ギグスは4−4−2のサイドハーフにも4−3−3のウィングにも対応でき、攻撃のバリエーションを増加させた。
3.リーグ最小失点の守備陣。
攻撃の破壊力ばかりに眼が行きがちだが、何といっても年間22失点しかしなかった守備の堅さも特筆できる。特にCBのリオ・ファーディナンドとヴィディッチのコンビは安定感抜群だった。中盤のアンデルソンやハーグリーブズも献身的な守備で中盤を引き締めた。本来CBのブラウンが右SBに対応し、左SBのエブラは攻撃一辺倒だった昨シーズンに比べて大幅に守備が改善された(それでもエブラの守備力は及第点レベルだが)。若手の有望株ピケや何でも屋オシェイ、右サイドバックにも対応したハーグリーブズ、最後の最後にシルベストルとG・ネビルが復帰するなど選手層も厚かった。
4.BIG4との対戦の巡りのよさ。
ホームのチェルシー戦はモウリーニョ退陣直後で、正直チェルシーは試合になってなかった。同じくホームのリバプール戦はマスケラーノが審判への文句で退場となり、圧倒的優位の元で試合を進められた。同じくホームのアーセナル戦は、相手の主力であるフラミニとサーニャが怪我で出場できず(もちろんロシツキとエドゥアルドも不在)、またアーセナルはリバプール三連戦という過酷な日程の後だった。ユナイテッドの強さを否定するわけではないが、このあたりは正直運が良かった部分もあるだろう。
来期の補強ポイントはずばり右SBか。G・ネビルはもう往年の働きが期待できないし、ブラウンにしても右SBでワールドクラスの働きが出来るわけではない。あとはサハの去就しだいだが、有能な第3FWの獲得。今シーズンのルーニー不在の試合での惨状を見ると、もし来期ルーニーなりテベスが長期欠場となった場合に不安が残る。中盤に関してはアンデルソンとナニが順調に育ってくれれば、たとえスコールズやギグスが衰えを見せたとしても問題はないはず。若手のクリス・イーグルスもいるし。あとはファンデルサールが衰えを見せているGKの後継者探しも急務。どちらにせよ、チーム全体がすんなりと世代交代してゆきたいところだろう。ただ、チェルシーがさらなるパワーアップをした場合、ユナイテッドにもいずれかのポジションにもう一人くらいワールドクラスが欲しいところか。
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